トップメッセージ

代表取締役 小西新太郎
小西酒造株式会社 代表取締役 小西新太郎

 世界の気象・政治・経済共に大きな変革期を迎えている中で、過去の基準(常識)が通用しない時代であります。不透明な時代、先が読めない時代等々と言われておりますが、逆に大きなチャンスがあるとも言えます。現在は、人手不足や物流費の高騰等我々の生活に直接影響する現象が数多く現れていますが、更に進むAI(人工知能)やIoT等の進化に対して歴史や文化に根差した日本酒や伝統的なベルギービールの良さをアピールしていきたいと思います。「ふりむけば未来」という言葉をフランス文学者の木村尚三郎先生が言われました。今まさに歴史・伝統から将来に通用する何かを発見し、それを現代にアレンジしていく大事な役割を担っていると認識しています。

 小西酒造は、酒造業を長年営み、平成7年からクラフトビールを製造してまいりましたが、クラフトビールを製造開始するときに、「昔のビールの賞味期限はどの位であったか知っていますか?」と専門家に質問されました。答えは「2週間」(現在は9か月が通常であります。)でありました。製造技術の進歩も重要でありますが、充填後の管理や充填技術が特徴ある品質を生み出すのに重要になってきています。

 最近のお客様は、大吟醸や吟醸、純米などの特定名称酒に慣れ親しんでこられました。そのような中で弊社は「誰も歩いていない道を行く。」というスローガンの下、製造技術を磨くだけでなく、充填技術他も磨き、お客様にわくわく感、驚きを感じていただく新商品を発売していきたいと思っております。いくつかの例をあげさせていただきます。

*氷温0℃以下で熟成させた香り豊かな生酒
 ・白雪大吟醸生原酒氷温熟成720ML瓶詰(アルコール度数18度)
 ・白雪大吟醸生酒氷温熟成720ML瓶詰(アルコール度数14度)
 どちらも今までの日本酒にはなかったワインに勝る、香り、味、ボディ感、切れ味があります。

*小西家秘伝書「酒永代覚帖」を元に1702年の日本酒の製造方法を再現した復刻酒
 ・超特撰白雪江戸元禄の酒(復刻酒)原酒720ML瓶詰化粧箱入
  精米歩合は88%で使用する仕込み水の量が現在の半分で琥珀色のお酒です。
  海外、特に欧州で人気が出始めている商品です。
  (熟成古酒はサケ・セレクションで最高賞トロフィー受賞)

*1970年の大阪万博のタイム・カプセルから生まれたお酒
 ・KONISHI 純米酒こくあがり720ML瓶詰
 ・上撰白雪純米酒クラシック白雪 昭和の酒720ML瓶詰


 大阪万博の時に埋められたタイム・カプセルに収納されていた麹菌が生きており、それを培養して造ったお酒です。

 また、クラフトビールの人気が高まっている中、30年前から輸入開始したクラフトビールの元祖であるベルギービールと、製造開始24年目になるクラフトビール製造に更に磨きをかけて驚きのあるスペシャルティビールを市場に問うていきます。 新しい大きなうねりを感じながら、「味づくり、幸せづくり、ひとすじに」という原点をしっかりと持ちながら、今後もお客様がお酒を飲まれるシーンを創造できる企業になるべく努力してまいります。

 今年が皆様にとりまして素晴らしい年になることを心から祈念申し上げ、年初のご挨拶と致します。