トップメッセージ

代表取締役 小西新太郎
創業470周年を迎えて
小西酒造株式会社 代表取締役 十五代小西新右衛門

 本年はオリンピック・パラリンピックイヤーでもあります。56年ぶりの日本での開催というのも感慨深いものがあります。日本酒の輸出が明らかに堅調になったのはミラノ万博の2015年からでなかったかと思います。日本食の世界への普及が日本酒の認知度向上にもつながっていることは間違いないと思います。つまり和食を通じての海外との接点も増えることが大事だと感じております。人口統計による人口減少だけに目をやるのではなく、世界にその可能性をも求めていきたいと考えております。

 過日テレビ番組で富山県においてドンペリニオン(ドンペリ)の元技術責任者が日本酒造りにチャレンジしていることが紹介されました。その時にいくつか感じたことをコメントさせてもらいたいと思います。彼は「アサンブラージュ. Assemblage(仏)」の重要性を強調していました。つまりいくつかの原酒の組み合わせであり、簡単に言うとブレンドにあたります。この工程が良いシャンパーンを造る上で生命線であると言われました。「アサンブラージュ」というフランス語でシャンパーンの製造工程ではとても重要であり、わたしたちも美味しい日本酒を提供させていただく為には、今までたゆまぬ研鑽を続けている高度なアサンブラージュ(ブレンド)技術を大切にしていきたいと改めて感じました。

 当社はフランシスコ・ザビエルが日本を訪れた室町時代後期である1550年に創業し本年が丁度470周年になります。ただ馬齢を重ねるだけではなく、「不易流行」の精神にある、変えてはいけない歴史・伝統の部分を大切にしながらも、常にチャレンジをし続けて「OLD・NEW」発想で創業500周年に向かっていきたいと思います。引き続き白雪・小西酒造にご注目いただき、お引き立ていただくことを切にお願い致します。