Key Note Address
The Brewpubbing of America*Building Business
in the Changing Marketplace
By Tom Moxcey,Rock Bottom Restaurants Inc.9:30-10:30
1) 業界のバックグラウンド
今世紀初めにアメリカには2000を超えるブルワリーが存在した。禁酒法によりそのほとんどが絶えたが、1979年カーター政権の時にホームブルーイングが合法化され、マイクロブルワリーの時代に入る。
昨年度には20軒のクローズに対し、200軒のパブがオープンした。このまま行けば今世紀末までには2100軒を超えると予想されている。 ビールの消費量自体はそう変わっていないものの、クラフトビールの伸び率は昨年度44%。 今や人口1000人に満たない町にもブルワリーの存在が見られるようになり、クラフトブルワリーは今や国際的なビジネストレンドになりつつある。
中でもクラフトビールでダントツに進んでいるオレゴン州やコロラド州などでは、消費者が今日は中華かイタリアンかとフードスタイルで選択するよりは、どのパブに行こうかとそれぞれのパブのコンセプトを楽しめる時代に入ってきている。
2) マルチ・ブルーパブについて
マクメナミン、ロックボトム、ホップ&グリル、ウィンクープといったチェーン・ブルーパブ・レストランは、例えばあるものはどこも同じ名前、コンセプト、メニューを採用しているが、あるものはそれぞれのレストランによって違った名前やコンセプトを使うなど、それぞれ違ったアプローチで営業展開している。
それらの成功の共通点は:の4点が上げられる。
Aggressive Growth:
積極的営業。多少無理しても次々にレストランをオープン、積極的な宣伝、プロモーションを絶えず行っている。Innovation:
新しい設備やマネージメント方法を模索、開発している。パターンに捕らわれない。Loyal Employees:
忠実な従業員に守られている。Mass Appeal:
大衆にアピールしている。
さらに立地、メニュー、コンセプト、デザインすべてにおいて自信を持ち、遣り方は違っても戦略を持ち、それを維持する体力を持っている。
3) 戦略
Great Staff: 良い人たちと働くこと。スタッフの影響力は大きい。 Superior Execution: 実行力 Dedication to Food: 良い飲み物、食べ物 Entertaining Atmosphere: 楽しい雰囲気、顧客の気分を盛り上げる。
4) 資金調達とマーケティング サバイバル・キー
マルチ・レストランの経営と拡張には必ずや、アップダウンがやってくる。 それに対しては最初から心の準備をしておくこと。 しかし世間には驚くほどお金があり、投資家は情熱とプランのあるところに集まってくるものである。マルチ・レストランを経営するためにはリスク・テーカーにならなければならないし、それに対して完全な責任を負うことも最初からの条件である。 レストランのサバイバル・キーはクオリティ。 食べ物、飲み物、サービス、デザイン、コンセプトのいづれにおいても顧客に満足感を与えるものでなければ未来はない。マーケティングに関してはマルチ・レストランに関わらず、その土地と人を徹底して研究すること、すなわちマーケットを知ること。 またニッチ(適所、小さいが必ず需要のあるもの、ところ)に執着すること。さらに地域との積極的で有効な関係を持つことも大切である。クラフトブルワリーのチェーンレストランがフライディやチリーズのように大型化することは考えられない。しかしどのパブもクオリティ・ビア、フード、サービスに徹底していないと、最終的にはお互いの足を引っ張り、業界全体を沈ませることになるだろう。
講師紹介
38のオールド・シカゴ・レストランと17のロックボトム レストラン&ブルワリーのCEO。 ロックボトムは当初若干25歳くらいのブルワー1人が醸造部門をすべて行うという、小さなところからのスタートであったが、わずか39ヶ月以内に10以上の新店舗を開店するという驚異的な成長を遂げている。
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