ビールの神様マイケル・ジャクソンが語る
ベルギービールのすべて
-あなたのビール観が変わる!-

味わうビール,ベルギービールの素晴らしい世界


主催/小西酒造株式会社
後援/日本地ビール協会
協力/全日空,ベルギー大使館,ベルギー総領事館,ベルギー観光局
企画・運営/株式会社マルチライン・ジャパン


I  N  D  E  X
ビールは一体どこの国で最初につくられたのか?
ビールは神のために造られた飲み物?
ビールがヨーロッパで造り始められたのは?
フレーバーなビールはどうして造られてきたの?



ビールは一体どこの国で最初につくられたのか?

では、ビールは一体どこの国で最初に造られたんでしょうか。それに私が答えるとよく皆さんびっくりされます。その答えは今の国の区分けでいきますと、イラクにあたるところです。
その意味、イラクの意味なんですが、昔はメソポタミア人もしくはシュメール人ということがわかってきます。それは古代文明として知られる一つの地域だったんです。 考古学的に既にいろんな証拠が発見されていますが、古代のメソポタミア人もしくはシュメール人たちがビールを造り始めたわけです。現代の学術的な論理でいきますと、古代文明はビールを飲みたいという要求によって起こったと言われています。この学術的な論理は、ペンシルバニア大学のソロモン・キャッツ教授という方が最初に言い始めたことがベースになっています。昔、人間は狩猟や遊牧をしていて定着していませんでした。それが定着し、村落を作りはじめ、そして都市国家となっていくのです。その村落を作り始めた時に穀物を栽培し始めたのです。その穀物というのは考古学的な証拠から見ますと、ビールを造るために栽培していたというふうに言われているわけです。ビールはアルコール飲料ですけれども、主に穀物から造られています。その原料というのが、大麦や小麦、その他の穀物を使って出来ているわけです。今日ではホップがその味に入っていますが、メソポタミア時代にはその他いろいろなものやハチミツなどが入れられていました。

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ビールは神のために造られた飲み物?

メソポタミア時代、だんだんビールが飲まれていったんですが、ある飲んでいる人たちが詩を作りました。それはどういう詩かというと、ビールを飲むと気分が良くなり、宗教的なエクスタシーを味わえる。きっとこういうエクスタシーを味わえるのは神のために造られた飲み物に違いない、というものでした。ですから当時の人たちは聖職者にこのビールというものを奉納していたわけです。よく言われるんですが、穀物の栽培、いわゆる農耕はメソポタミアを中心としてだんだん外に広がっていったと言われています。メソポタミアから南、例えばアフリカのほうに行きますと、それがキビやモロコシという栽培に変わり、そして東のほうに行きますと、米、例えば中国、日本などに広がっていったわけです。そして日本で日本酒というものが醸造されるようになったわけです。ですから、これは同じ伝統というふうに言えると思うので、お酒、日本酒を造る、醸造するのも、ビールの醸造のファミリーの一つだというふうに言われています。英国ではよく日本酒のサケ、というのを英語に翻訳するときにライスワインと言うんですね。米のワインというふうに訳すんですけれども、私はそうではないと思うんですね。ライスワインというものではなく、お酒はビールの一つというふうに思います。そしてメソポタミアから西に行きますと、それは大麦と小麦の栽培として広がっていきました。例えば、アルメニアとかグルジア、ロシアの南部、ウクライナ、ゲルマン人が住んでいたヨーロッパの各地に広がっていきました。
 ローマ時代でもビールはよく飲まれていたようで、ジュリアス・シーザーなどが書いた文献の中には、イタリアではブドウを栽培してワインを造って飲んでいる。それから北のほうに行くとゲルマン人やケルト人というのはビールを飲んでいるというふうに残しています。

 
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ビールがヨーロッパで造り始められたのは?

中世から現代にかけて、ヨーロッパでは特に中央から西の地域の4カ国から5カ国で主にビールが造られて、飲まれています。ですから、見ますと、ちょっと北の方角にある国々でビールが飲まれています。やはり偉大なるビールの国々に、やはり私が指をくわえるということはなかなか難しいものです。ビール醸造の国として大きなところで、チェコ、ドイツ、ベルギー、英国そしてアイルランドがあります。その国々よりちょっと南に行きますと、イタリア、フランス、スペインではワインが造られております。そして南では天気が暖かいのに反して、北のほうに行きますと少し気候が寒くなりますので、スピリッツ類が造られています。ロシア、ポーランド、スコットランドそして北欧の諸国です。ですから、ビールを造っている国はヨーロッパの中心に位置する国ということがお分かりだと思います。

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フレーバーなビールはどうして造られてきたの?

これからビールのいろいろな造り方があるということをご紹介していきたいと思っています。そしてそのビールの造り方、特に味、フレーバーについては、一体どういう方法でこういうフレーバーが出るのかということも皆様にご紹介していきたいと思っています。まず最初にビールに使われている穀物ですけれども、まず一番よく使われるのが大麦です。この大麦を入れることによって甘いフレーバーとなります。そして2番目によく使われているのは小麦。小麦を使ったビールになりますと、舌にちょっとピリッと刺激がある感じ、シャープな感じ、そして非常にクウェンチングな(喉の渇きを一掃してしまうような清涼感のある)感じのするビールとなります。3つ目以降、それ以外に使われているものとしては、オートミール、ライ麦、そして米があります。オートミールは非常に滑らかなスムーズなフレーバーの特長を醸し出しまして、ライ麦や米を入れることによって非常にライトなボディのフレーバーとなります。このような穀物を使って造ったお酒というのは、非常に甘い風味がありますね。また、ナッティー、これはナッツ類の風味が出ます。ですからこういう甘さをいかにお酒の中でうまくバランスをとって造っていくかということで、いろいろな他の成分が加えられていったわけです。特にメソポタミアではナツメヤシとかが使われていましたし、他のものでもいろんな成分がそのバランスをとるために加えられていったわけです。
 ホップが使われたのはごく最近で、ユダヤ人の書いた聖書の中にもホップが入っているお酒があったというふうな記述があるということですが、それはまだはっきりと証明されていません。それが紀元後、ADの1100年、または1200年になって、最初にホップがビールに加えられるようになりました。それを入れ始めたのがドイツの修道女、シスターですね。シスターヒルダガードさんという方が最初に入れ始めたわけです。

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