![]()
食卓日本昔話
親子で楽しむ、
民話にちなんだ料理レシピ
[「文福茶釜」たぬきでチャチャチャクッキング]●メニュー
チャチャチャ スパゲッティ
- お茶をバジリコ風に使って、手早くできる一品。お茶の味が新鮮です。
たぬき汁
- 多めに作ってたっぷり食べたい、こんにゃくを使った汁物です。冷やしてもおいしくいただけます。
抹茶のムース
- まろやかな甘さに抹茶の香りと苦みがうれしいデザートです。
「文福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」
「文福茶釜」は、狸または狐が茶釜に化けて人間に恩返しをする昔話です。東北から九州まで広く語り伝えられています。
茶釜に化けた狸が熱くてたまらずに逃げ出していく話と、再び男のもとへ戻ってきて見せ物などになって金儲けさせてあげる話があります。江戸時代に、ユーモラスに描いた後者の話がおとぎ話として本になり、人気を博し、“文福茶釜”といえば、茶釜から顔や手足を出して踊ったり、傘を持って綱渡りの曲芸をして見せる、現在のような不思議で愉快な狸のイメージが定着していったようです。
“文福”は、ブンブクブンブク、茶釜の湯の沸く擬音からきているということです。
また、この話は昔話にとどまらず、群馬県館林市の茂林寺(もりんじ)の伝説としても知られています。伝説は次のようなものです。
旅の僧・守鶴(しゅかく)が寺においていった茶釜は、いくらくんでもお湯がなくなりません。そればかりか、そのお湯は飲む人の好みどおりに熱くもなければぬるくもありません。実はこの茶釜、狸の化けたもので、こっそり踊りだしたりするので、住職は気味が悪くなって道具屋に売りはらってしまいます。茶釜は夜になると踊りだすため、道具屋の間を転々としますが、ある道具屋がこの踊る茶釜を見せ物にします。すると、大評判になって大儲けをします。
大儲けしたこの福を道具屋仲間で分けあったことから、茂林寺の茶釜は、福を分ける“分福茶釜”の名がつけられたといわれています。昔話との関連は薄いということです。
茂林寺の参道には大きな狸の焼きものが並び、伝説の茶釜が寺宝として大切にしまわれています。
狸が登場する昔話はたくさんありますが、狐と比較すると同じ人をだますにしても、狸はどこか間が抜けていておおらかです。しかし、狸の勢力があまり強くない地域では、必ずしも狸は間抜けな動物とは限らないようです。狸に憑かれて「生の魚をバリバリと食べた」「四つんばいになってほえた」などの世間話(村々で語られてきた話)が多くあるということです。また、だますなど悪さをするだけでなく、江戸で医者をしたという阿波の「赤岩将監(あかいわしょうげん)」や、日露戦争に出征した讃岐の「久五郎」など、固有名詞で語られている狸も多く、人間と関わりは深く、非常に身近な存在になっています。
![]()
![]()
FujiyamaNET は「山は富士、酒は白雪」でおなじみの
小西酒造株式会社が運営しております。
FujiyamaNETに関するご意見・お問合せ:fujiyama@konishi.co.jp
Copyright(c) 1996-2009 konishi Brewing co.,Ltd.