![]()
食卓日本昔話
親子で楽しむ、
民話にちなんだ料理レシピ
[花咲か弁当]●メニュー
大判小判焼き(豚肉と生鮭のピカタ)
- 豚肉、生鮭に卵のまろやかな味がプラスされて、しかもボリュームたっぷり。ふだんのおかずにもなる重宝な一品です。
花吹雪和え
- ほのかに甘くて、さわやかな酸っぱさがうれしい、春らしい和えものです。
宝おにぎり
- 宝(具)は4種類、何が入っているのか楽しみなおにぎりです。
桜餅(関西風)
- おなじみの春の和菓子が電子レンジで手軽に。自家製に挑戦してみましょう。
「花咲か爺(はなさかじじい)」
春のイメージにピッタリの昔話といえば「花咲か爺」です。
「花咲か爺」は、一般に“五大おとぎ話”または“五大昔話”といわれる中の一篇ですが、江戸時代の赤本(おとぎ話を題材とした、赤い表紙の子供向けの絵本)に、「枯れ木に花咲かせ親仁(ぢぢ)」という題で紹介され、広く親しまれるようになったということです。もとは中国の「狗耕田(くこうでん)」という(犬が田を耕す)話の影響をうけたものといわれています。東北地方では「犬こむかし」の名で親しまれています。
「花咲か爺」は──犬が爺を山の畑へ連れていき黄金を掘らせます。隣の爺が犬を借りますが、ガレキや蛇が出るので怒って犬を殺して、柳を植えます。柳は翌日には大木となり、爺がその木で臼を作ってひくと黄金が出てきます。隣の爺が真似するとフンばかり出てくるので、怒って臼を焼きます。爺が灰をもらって帰る途中、風で灰が飛び枯れ木にパッと花が咲き、通りがかった殿様から褒美をもらいます。隣の爺が真似すると、灰が殿様の目に入り罰せられます──という、正直者と欲張り者を対比させた話です。
話の中で一番興味をひくのは、木や灰に姿を変えて大判小判などの黄金をもたらす不思議な力を持った犬です。この不思議な犬の出現については、特に触れずにふつうの飼い犬とする話もありますが、川から拾ってきた桃が犬になるもの、川から流れてきた香箱やひょうたん、木株の中から子犬が生まれるもの、海神に木を献上したお礼に授かるものなど数多くあり、水(界)とつながりがあるということです。
「花咲か爺」は遠い昔の話ですが、正直者の爺に思いがけない幸運が次から次へと重なって、富み栄える展開は、私たちの夢や願望とよく似ていますし、また、隣人の幸運をうらやみ、それを真似て痛い目にあう隣の爺の愚かな行為は、どこか私たち誰もが持っている一面をうつしているようで、いまの私たちにも通じるところがあるような気がします。
※“五大おとぎ話”“五大昔話”=「桃太郎」「舌切り雀」「かちかち山」「猿蟹合戦」「花咲か爺」
![]()
![]()
FujiyamaNET は「山は富士、酒は白雪」でおなじみの
小西酒造株式会社が運営しております。
FujiyamaNETに関するご意見・お問合せ:fujiyama@konishi.co.jp
Copyright(c) 1996-2009 konishi Brewing co.,Ltd.