食卓日本昔話
 親子で楽しむ、
 民話にちなんだ料理レシピ


[洋風たけのこ三昧「かぐや姫」の宴]

●メニュー

スプリングサラダ
木の芽の香りがさわやかな、旬のたけのこのおいしさを生かしたサラダです。

満月グラタン
たけのこをクリームソース煮し、卵を落として焼きあげます。食感が魅力の一品です。

たけのこピラフ
洋風たけのこご飯です。和風とは違ったおいしさが楽しめます。

たけのこの茹で方


「かぐや姫」

 幼い頃から絵本などで接し、「かぐや姫」は、誰でも知っているなじみの深い話の一つです。

 昔、竹を取って篭を編んだりしていたおじいさんが、光る竹の中から小さな女の子を見つけ、大切に育てます。成長すると「かぐや姫」と名づけられます。かぐや姫の美しさは世間の人々の知るところとなり、5人の貴公子をはじめとして、最後は天皇からも求婚されます。しかし、かぐや姫は月の世界のもので、難題を出してすべての求婚を断り、十五夜に月の世界へ帰っていきます。

 だいたいこのようなあらすじです。現在、わたしたちが慣れ親しんでいるこの話の原典は、「竹取物語」です。

 「竹取物語」は、「源氏物語」に“物語の出来はじめの祖なる竹取りの翁”と記されており、日本最古の物語文学と考えられています。村から村へと渡り歩く、竹取りを職業とする人々の間で伝わっていた話をもとにして書かれたものらしく、その昔は「竹取りの翁の物語」とか「かぐや姫の物語」などと呼ばれていたそうです。

 作者ははっきりしませんが、源順(みなもとのしたごう/911〜983年)説、源融(みなもとのとおる/822〜895年)説、僧正遍照(そうじょうへんじょう/816〜890年)説などの説があります。いずれにしても、内容から考えて、作者は中国の学問や仏教などに詳しく、和歌の才能もある男性だろうといわれています。

 作られた年代は、作者同様はっきりしませんが、早く見る説では弘仁年間(810〜823年)の頃、遅く見る説では天暦年間(947〜956年)の頃と考える説があります。今日では、貞観・天慶の頃、9世紀の半ばから後半にさしかかった頃の成立だろうといわれています。

 「かぐや姫」伝説が語り伝えられている、静岡県の富士市には、かぐや姫が生まれたという「竹取塚」が、いまも残っているということです。


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